【続】自己中心的女教師
「俺さ、問題児がけっこういるクラス受け持つことになったんだ」
「問題児って何かやらかしたりしたの?」
「いきなり学校から脱走したり気になる女の子にちょっかいかけたりとか……もう散々」
「……なんか、授業中寝てるだけの方がまだかわいいもんなのかもね」
「まあ元気でいいんだけどさ、小学二年生だし」
颯汰との会話の内容は大半が仕事のことで時々趣味の話になったり家で飼っている柴犬の話になったりとまあいろいろだ。
普通の友達同士のようになんでも話せる、そういう感じだった。