私と先輩。


「あ、ホントだ。カワイイね」


「ですよね?自分、カワイイものが大好きで…」


なぜか、悲しそうに話すひなたちゃん。


なにか、あったのかな?


「ひなたちゃん?なにかあった?」


私が覗き込むと、


「い、いえ!気にしないでくださいッ」


無理に笑ってるひなたちゃんの顔があった。


「私で良ければ、話くらい聞くし。…って、そのくらいしかできないけど」


「そ、そんな…」


「あ、柏崎先輩からアドもらって?辛かったら、誰かに話すと楽になるから」



< 103 / 240 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop