私と先輩。


ね?っと言うと、なぜかひなたちゃんは泣きそうな顔になった。


「あ!私、なにか気に障ること言った…?」


「あ、ちがくて…。嬉しくて、つい」


エヘヘと笑うひなたちゃん。


「そっか。あ、私ここらへんだから…。ひなたちゃん、帰り大丈夫?」


「はい、大丈夫です。あの、ありがとうございましたッ!」


そう言って、ひなたちゃんは人ごみの中に消えていった。


< 104 / 240 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop