私と先輩。
「カワイイね」
「あ、ありがとうございます…」
嬉しそうな、恥ずかしそうな顔でひなたちゃんはうつむいている。
…ホント、癒される…。
つい、私も微笑んでしまう。
「あ、次誠さんの行きたいとこ行きましょうッ!」
「え?いいの?」
「はいッ!2人で楽しまないと、意味ないですから♪」
満面の笑みのひなたちゃんに、近くにいた男の人たちは赤面していた。
「えっと、じゃあ…本屋、行ってもいい?」
「はい!あ、じゃあ、自分も小説買おうかな?」