私と先輩。


…マジでか。


「あ、スッピンに戻ります?」


「…いえ、大丈夫です、はい…」


まぁ、確かに考えてみれば、足が長くてスタイルいいのに、胸は全然無かったしね…。


声もちょっと、女の子にしてはハスキーだし。



…よくよく考えたら、男の子……って分からなくもないけど。


でも、こんなにカワイイから分かるわけないし…。


「あッ!誠さん、手…」


「手?」


見てみると、さっき壁を殴った手からは血が出ていた。


< 120 / 240 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop