私と先輩。


でも、メールしたいときは先輩からしていいって話したし…。


「…ひなたばっか、ずるい」


「え?」


聞き間違いかと思って、先輩を見ると、そっぽを向いていた。


でも、耳まで真っ赤になっている。


その瞬間、私の胸のあたりがキュンっていうか…。


きゅって、締め付けられるような感じがした。


「うぁ、あの…」


「…」


あー、顔があつい。


どうしよう、何か話さないと。


「あの、先輩…」


< 125 / 240 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop