私と先輩。


「?あ、もう自分行かなきゃいけないんでッ!」


そう言って、ひなたちゃんは走っていった。




「…あ、佐野先輩。じ、実はあとで相談があるんですけど…」


「んー?いいよー」


ニヘラと笑って、先輩は快く引き受けてくれた。


「あ、じゃあ昼休み、屋上に来てもらってもいいですか?」


「うんうん。オッケー」


「ありがとうございます。あ、もう鐘鳴っちゃうんで…」


それだけ言って、私は教室へ急いだ。



< 131 / 240 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop