私と先輩。


顔も、今までで一番熱い。


どうしようどうしようどうしよう…!!!


ヴー、ヴー


「わッ!?」


机の上で震えている携帯に、つい肩がビクついてしまった。


ディスプレイには、柏崎先輩の名前。


「っ、」


バッと携帯を取り、メールを確認する。


〈じゃあ、今から行くね〉


「ど、どうしよう…!」



どうせ、先輩は来るんだし。


告白の練習でもしようッ!


「私、前から優しくて格好良い先輩のことが好きです」


< 190 / 240 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop