私と先輩。


予想外の反応に、つい、顔が赤くなる。


「…何?」


不思議そうに、首をかしげている柏崎先輩。


「…いえ」


私だけ意識してる感じで、なんか悔しかったので、気にしていないふりをした。


ちょっとだけ、多分、今私はふてくされている。


「…最勝寺さんはさ、なんで、俺なんかに告白してくれたの?」


「はッ!?!?」


先輩のストレートな質問に、声が裏返ってしまった。


「あ、なんか、ゴメン」


「…別に」


< 214 / 240 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop