私と先輩。


「!?」


「…好き」


そう、ボソっとつぶやく柏崎先輩。


「へ!?」


今、好きって言った…?


で、でも聞き間違いじゃ…。


顔を真っ赤にしてパニックになっていると、柏崎先輩は抱きしめる腕に力を入れた。


「あ、あの…」


「俺、最勝寺さんが好き…」


「っ…!」


これは、夢じゃないよね…?


もし夢なら、一生目が覚めなくてもいいかも。


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