私と先輩。
帰ってきた親バカたち
先輩とメールしたあの日から約1週間たったある日。
窓際の席で、私は友達の奏と喋っていた。
「ねぇねぇッ!柏崎先輩と何かあった!?」
キラキラとした目で、私を見てくる奏。
いや、そんな期待がつまりにつまった目で見られても…。
「いや、別に…」
「えー!?なんでよーッ!!」
ぷぅっとほっぺを膨らませる奏。
「…だって、別に先輩のこと好きじゃないし」
「えー?柏崎先輩と誠、お似合いだと思うんだけどなー…」