私と先輩。



というか、こんな時に来られても…。


クラスの女子に、恨まれてしまうじゃないか。


「…メール」


「…はい?」


この間メールしたはずなのに、なんで?


「…一週間も来てない」


ぶすっとした顔で、先輩はこちらをみてくる。


「…もしかして、またメール送れってことですか?」


「…」


数秒の間があったあと、先輩は小さくこくんとうなずいた。


…なんか、今のちょっときゅんときた。


< 33 / 240 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop