私と先輩。


「…おう」


スタスタと歩いていく先輩。


そんな先輩の後ろ姿を、しばらく見つめてしまった。


「誠ーッ!!」


奏が抱きついてきた。


「奏、私今汗かいてるし、それに…」


こんな格好ですよ。


「ふふふ、誠可愛い~!かわゆいですぞぉ~!!」


高速で頭をわしゃわしゃされた。


「ちょッ!奏痛いッ!」


「しかもさっきのは何!?わたくしに内緒で進展しとんのかぁ~!?」



< 73 / 240 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop