私と先輩。
「それにしても、ひなたちゃんすっごく可愛かったね!」
驚いたような顔で、次の授業の準備をする奏。
「うん。同じ女の子とは思えなかった」
あれは、犯罪級に可愛らしかった。
あんなにカワイイ子を、柏崎先輩は毎日見てるのか…。
羨ましい。
うちには、すっごく生意気な弟しかいないっていうのに。
あ、思い出しただけでムカついてきた。
「んー、授業もだるいし…。誠、今日のお昼はどこで食べるー?」
「…屋上、久しぶりに行かない?」
「あ、いいねぇー♪」