【完】私、冷たい幼なじみと同居します!!
Step4
蓮からのキス
「菜々子おばちゃん、いい湯だったよ〜」
タオルで髪の毛を拭きながらリビングへ行くと、菜々子おばちゃんが困った顔をしていた。
「菜々子おばちゃん、どうかしたの?」
「実はね、蓮ったらキャベツを無理に食べたせたら気分悪くなったみたいで、熱もあるし咳き込んでるから……風邪引いたっぽいのよ」
え……
「そんなこと……ありえるの!?」
「キャベツを食べてから気分が悪いって言ってるのよね〜……」
嫌いな食べ物食べたぐらいで普通、そーなるかな?
「でね、実は私最近スーパーのパートしてて……まぁ、午前中だけど。」
「菜々子おばちゃん、パートしてたの!?」
「うん、友達に誘われて始めたの。ちょうど、お小遣い稼ぎにもなるかなって。」
そうだったんだ……。