【完】私、冷たい幼なじみと同居します!!
「……ごちそうさま。」
俺はシチューを完食した。
「全部食べてくれてありがと。」
「…別に。」
何で俺は冷たくしか言えないのだろうか。
「あ、熱下がったか確認するの忘れてた!」
そう言って由那は俺のおでこと自分のおでこをくっつけた。
ちょ、ちょっと顔近すぎ…
動揺しているのがばれないように俺は平然としていた。
「んー…まだちょっと熱あるね。」
俺は動揺しながら由那に問いかけた。
「お前、いっつも熱あるか確認するとき、そーやってんの?」
「うん、お母さんがいつもそうしてくれてたから。」
由那はニコっと笑って言った。
これだから無自覚は困るんだよ。
本人は気づいてないけど…いつも由那は俺の気を狂わせる。