【完】私、冷たい幼なじみと同居します!!
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「はぁ?お前何言ってんの?俺がそんなことするわけ───」
「……ありえないっつーの。お前、それほんとなんだろうな?」
「……わかった。じゃあな。」
蓮が1人で喋っている……というか誰かと電話している声で目が覚めた。
「蓮……?」
「あ、起きたか。」
あれ、何かおでこが冷たい。
おでこに触れると、濡れタオルが置いてあった。
「蓮……ごめんね?私が蓮を看病しないといけない方なのに……」
「……別に。もう治ったし。それに……俺のせいで熱出たっぽいし。」
蓮には、昨日ずっと蓮の近くにいたから熱がうつっちゃったってことにしよーっと。
「蓮は悪くないよ!!昨日はずっと蓮の近くにいたから、それでうつっちゃったのかも。」
私はにっこり微笑んだ。
すると、蓮は耳を真っ赤にした。
「……バーカ。嘘つくな。勇人から聞いた。」
え?
「な、何を……?」
「俺が酔っ払って……お前に……キスしたこと。絶対それが原因でうつったんだろ。」
は、は、勇人君!!
何言ってくれてるんですか!!
キスのことは隠し通そうと思ってたのに……