【完】私、冷たい幼なじみと同居します!!
しばらくすると、また蓮が部屋に入ってきた。
「飯、作った。」
蓮はお粥を作ってくれた。
「うわぁ〜……美味しそうなお粥!!蓮、ありがとう!!」
蓮、流石菜々子おばちゃんの子ども。
料理上手いんだね。
「味は保障しないけどな。」
蓮はため息混じりに言った。
「んじゃ、いただきまーす!……え!?」
私がスプーンでお粥を掬い、口に運ぼうとすると、蓮が私からスプーンを奪い取った。
「れ、蓮……?まだ食べちゃ駄目なの?」
私が問いかけると、蓮は顔をまた真っ赤にした。
「いや……違う。お前に昨日、食わせてもらったから……俺も食わせてやろうと思って。」
「………うぇぇ!??」
まさかの蓮の発言に驚きを隠せない。
れ、蓮がこんなこと言うなんて………蓮どうしちゃったの!?