【完】私、冷たい幼なじみと同居します!!





「ちょ、ちょっと……蓮歩くの早いよぉ〜……」


芹沢君が見えなくなるぐらいのところまで連れて行かれ、ようやく手を離した。


「悪りぃ。俺はあいつが嫌いだからつい。」


え……あの芹沢君が嫌いなの!?


「嫌いっつーか……爽やか過ぎて苦手。」


なるほどね……確かに蓮とは正反対……


「それにあいつがお前といると、腹が立つ。」



「え!?」


それって……ヤキモチだったり……するの?


「……やっぱり今の発言忘れろ。」



蓮は顔を赤くして言った。


蓮……そんなに顔を赤くして言われたら……ちょっとでも蓮が私を気にしてくれてるのかなって期待しちゃうんだよ?
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