【完】私、冷たい幼なじみと同居します!!
ガチャ───
「……あ、起きたか。」
部屋着姿の蓮が部屋に入ってきた。
「なななな何で、私ここにいるの!?」
「んー……俺が連れ戻してきたから。」
蓮は冷静に答える。
「何で……私は蓮の顔なんて……見たくないよ。」
下を向いて呟くように言う。
「………もう、帰る。」
私はさっきのことを思い出し、泣きそうになりながら立ち上がり、蓮の横を通り抜けて部屋を出ようとしたとき。
ガシッ───
蓮が私の腕を掴んだ。