【完】私、冷たい幼なじみと同居します!!
「何で……お前は自分だけベラベラ喋るだけ喋って、人の話を聞かねぇーんだよ。」
俺は由那の腕を掴んで由那を自分の部屋に押し込んだ。
「ちょっと、どういうつもり!?」
「お前が俺の話を聞くまでここから出させない。」
俺は由那に目線を合わせた。
「もう……良いってば……私のことは放っておいてよ。」
由那は力なくそう言う。
「……ダメだ。俺はお前にちゃんと言わなきゃいけねぇーことがあるんだ。」
「…………何?」
由那は渋々そう言った。
「実は今日お前が見たのは───」
俺は今日岡本とあったことを話した。