【完】私、冷たい幼なじみと同居します!!
蓮と可憐ちゃん
午後の授業も無事に終え、放課後になった。
「んじゃね、由那。」
「バイバイ!!」
教室で未海ちゃんに手を振る。
みんなが教室を出て行く中に、蓮もいた。
………やっぱり誘ってくれるわけないよね。
「はぁ……」
私がため息を一つついたとき。
「由那ちゃん。ごめんね、放課後忙しいのに。」
可憐ちゃんがほんわかしたオーラを放ちながら謝った。
気づけば教室には2人きりだった。
「全然大丈夫だよっ!えっと……どの問題教えたらいい?」
と、可憐ちゃんの席の隣りの席の椅子に座ろうとしたときだった。
ガタン───