【完】私、冷たい幼なじみと同居します!!
「………別に」
蓮はそう言いながらくしゃくしゃと髪に触れた。
……あ、くしゃくしゃってしてる。
蓮、照れてるんだね。
私がクスッと笑うと、蓮は不機嫌な声で「何だよ」と睨んできた。
「……いや、蓮照れてるんだなぁって」
私が蓮の髪を触れている手を指差すと、恥ずかしそうに手を引っ込めた。
「蓮ってば、可愛いーっ!」
「………うるせぇーな。」
「蓮って意外と照れ屋さんなんだね♪」
「うるせぇっつーの……」
蓮がそう言った。
そう言った直後、気がつけば蓮の顔がどアップで映っていた。
………え、うそ。
私……キスされてる……?