【完】私、冷たい幼なじみと同居します!!





校門を出ると、蓮と通学路を歩き出した。




「蓮ーっ、歩くの速いよ〜……」





「お前が遅すぎなんだよ。」





と、言いながらも蓮はスピードを下げてくれる。





「………あのさ。」





蓮が呟くように言った。





何だろ……?





「何?」





首を傾げながら蓮に聞き返す。






「………また、今日みてぇーなことがあったら困るから……これからは一緒に帰るぞ。」





「へ……!?」





思いがけない誘いに、呆然とする。





蓮が………誘ってくれた!!





嬉しくて胸が高鳴る。
< 243 / 344 >

この作品をシェア

pagetop