【完】私、冷たい幼なじみと同居します!!
「ふんふーん♪」
「……何で鼻歌なんて歌ってんだよ」
蓮が冷たい目で私を見る。
「蓮との登校が嬉しいから」
スキップ混じりに歩く私。
周りから見たら変人だよね…
すると───
「危ないっ!!」
「きゃっ!?」
道路の隣の細い道を歩いていると、蓮にいきなり腕を引かれた。
蓮が腕を引いた直後、私スレスレに車が勢いよく通った。
わ、私……もうちょっとで轢かれるとこだった……
「はぁ……ほんと危なっかしいヤツ。」
蓮はホッと肩を撫で下ろした。
「……もう、俺が道路側歩く。」
私と位置を変える。
「あと………手。繋いでねぇーと危ないから」
私に右手を差し出す蓮。
そんな蓮に胸の高鳴りが止まらない。