【完】私、冷たい幼なじみと同居します!!
「……そういうことかよ」
「蓮はほんと、乙女心がわかんないんだね〜……」
口をとんがらせると、蓮は立ち止まり、私の顎を持ち上げて蓮の方に向かせた。
「れ、蓮……っ!?」
登校してくる生徒たちが私を見る。
は、恥ずかしい……っ
「俺は……今まで付き合ったことなんてない。だから……そういう、“乙女心”ってヤツがわかんねぇーの。」
照れながら蓮はそう言った。
「………てか、急に素直になられると困る。」
「………へ?」
「可愛い過ぎて我慢出来なくなるんだよ、バーカ。」
「ば、バカじゃな………んんっ!?」
蓮はそう言って、私の唇に自分の唇を重ねた。
周りの生徒たちからは『キャーっ!!!!!!』という黄色い声があがる。