【完】私、冷たい幼なじみと同居します!!
「……あいつに由那を渡すんじゃねぇーぞ?」
「……当たり前だろ。」
あいつに由那を譲る気なんて少しもない。
あいつは……俺のものだから。
「あーあ……その優しさを俺にも向けて欲しいなぁ……」
勇人が甘えたような声で言う。
「はぁ?」
まぁ、確かに勇人には普段から冷たい態度とってるけど。
「ま、とにかく頑張れよ」
勇人とグーをした手をぶつけ合う。
「あぁ。」
冷たくあしらってるけど、本当はこいつのこと……1番の親友だって思ってる。