【完】私、冷たい幼なじみと同居します!!





「あのね……とりあえず……これ、ありがとう!!すごく助かったよ!!」



私は芹沢君がから借りた傘を差し出す。




「……良かった。わざわざ綺麗に畳んでくれてありがとう。」



芹沢君はにっこり笑った。




「……そ、それとね」




ここからが本題だ。




ちゃんと……言わなきゃ……





「私……やっぱり芹沢君とはクラスメイトでいたいの……っ」




「え……?」





芹沢君は大きく目を見開いた。




「やっぱり……芹沢君とはクラスメイトっていう関係がいいの……」




「………………」





「私のこの蓮を好きな気持ちは……きっとこれからも変わることはないから……」




……言えたっ……





ちゃんと自分の気持ち……言えた。
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