【完】私、冷たい幼なじみと同居します!!





「実はさ、俺……由那と付き合ってんだ。」




「ぶぶっ!!」




蓮の言葉に、思わず吹き出しそうになったのは菜々子おばちゃんではなく、私。




急に何を言い出すかと思えば……





何か、恥ずかしいなぁ……





「知ってるわよ」




菜々子おばちゃんはにっこり笑った。





「「え!?」」





し、知ってたの……!?





「ふふ、だってあなたたち、前まで別々で帰ってたのに、今は2人で帰ってるし、しかも昨日。傘一本だけ持って帰ってきてたから相合傘して帰ったってことでしょう?」




うぅ……菜々子おばちゃん鋭い。





「2人とも、おめでとう」




菜々子おばちゃんが微笑んだ。
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