【完】私、冷たい幼なじみと同居します!!






「あ、実は今日───」



菜々子おばちゃんが言いかけたとき。




「ただいまー」




「あ、帰ってきたわ!」




玄関から男の人の声がした。
菜々子おばちゃんは玄関に向かって小走りしていった。




しばらくすると、



ガチャ───



食卓のドアが開いた。




「2人とも、久しぶり」




そこにいたのは……




「おじちゃん!!!」




蓮のお父さんだった。



何年ぶりに見たんだろ……




「実は今日、急に帰ってくることになったのよ」



菜々子おばちゃんはすごく嬉しそう。




「いや〜…由那ちゃん、美人になっててビックリしたよ〜」



ははっと笑うおじちゃん。




「ふふ、あなた。蓮と由那ちゃん、付き合ってるのよ〜」




「か、母さん!!!」




蓮は顔を真っ赤にした。
< 317 / 344 >

この作品をシェア

pagetop