【完】私、冷たい幼なじみと同居します!!





───30分後、無事遊園地に到着した。




冬休みってこともあって、親子連れやカップルなどで賑わっている。




遊園地の中に入ると、私は興奮状態だった。




「ねぇ、蓮!!あのコーヒーカップ乗ろうよー!!」



「はぁ?却下。あんなの乗ったら気持ち悪くなるだろーが」




あのコーヒーカップ、可愛いのになぁ…




「あのジェットコースター空いてるし、あのジェットコースター乗ろうぜ」




蓮が指差したのはクネクネ曲がるところの多い、ジェットコースターだった。




わ、私……実はジェットコースター無理なんだよね……




蓮もそれは小さい頃に一緒に遊園地行ったことあるから知ってるはず。




「………大丈夫。俺が手、握っててやるから」




蓮の優しい笑顔に思わず頷く私。
蓮、ちゃんと私が無理なことわかってくれてたのかな……?
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