【完】私、冷たい幼なじみと同居します!!





3、2───




私が心の中でカウントダウンしていると、



「由那。」




蓮に名前を呼ばれる。




1、0───





「愛してる」





───ちゅ。




0秒になったと同時に蓮はそう言って私にキスをした。





え…………?





混乱していると、急にさっきまで暗かった辺りが一斉に明るくなった。





私たちの目の前には何もないって思ってた。




でも今は、立派でキラキラ光る、クリスマスツリーが目の前にある。




あまりにもロマンチック過ぎて……感動して………




頬に温かいものが流れ落ちた。





「蓮……っ」





私は涙を流しながら蓮を呼んだ。





「はぁ、点灯時間に間に合うか不安だったけど……間に合ってよかった。」





「うぅ……蓮大好きだよっ……」




蓮は私を抱きしめた。





「………あのな、今はまだ無理だけど………俺と……結婚して下さい。」













え…………?!
< 341 / 344 >

この作品をシェア

pagetop