【完】私、冷たい幼なじみと同居します!!
3、2───
私が心の中でカウントダウンしていると、
「由那。」
蓮に名前を呼ばれる。
1、0───
「愛してる」
───ちゅ。
0秒になったと同時に蓮はそう言って私にキスをした。
え…………?
混乱していると、急にさっきまで暗かった辺りが一斉に明るくなった。
私たちの目の前には何もないって思ってた。
でも今は、立派でキラキラ光る、クリスマスツリーが目の前にある。
あまりにもロマンチック過ぎて……感動して………
頬に温かいものが流れ落ちた。
「蓮……っ」
私は涙を流しながら蓮を呼んだ。
「はぁ、点灯時間に間に合うか不安だったけど……間に合ってよかった。」
「うぅ……蓮大好きだよっ……」
蓮は私を抱きしめた。
「………あのな、今はまだ無理だけど………俺と……結婚して下さい。」
え…………?!