【完】私、冷たい幼なじみと同居します!!
「何だよ、その反応は。」
真顔の蓮に冷たい口調で言われる。
「い、いや…何でも……ない。」
ちょっと何かを期待した、私がバカだった。
「……で、晩飯何がいいわけ?」
「え、えーっと……」
菜々子おばちゃんが作る料理は何でも美味しいから、何でも良いんだけどな。
「……早く言ってくんない?俺、待つの嫌いなんだよ。」
蓮は昔から待つのが嫌いなタイプだ。
一緒に遊園地に行ったときも、私が『ジェットコースター乗ろ!』って言ったら『どーせ待たなきゃ行けねぇーし、嫌だ。』って乗れなかったことも多々あった。
「…早くしろ。」
「えーっと……じゃあ、唐揚げで!」
私はパッと唐揚げが思いついたから言った。
実は2日前、唐揚げだったんだけど……ま、いっか。