【完】私、冷たい幼なじみと同居します!!
俺は結城蓮。
何か知らねぇーけどいちいち色んな女が寄ってくる。
まぁ、一応喋りかけられたら愛想笑いで誤魔化したりしてる。
「蓮、おはよ!!今日も相変わらず人気だな〜?羨ましいぜ。」
こいつは俺の中学からの親友、真田勇人。
勇人は意外と勘が良い。
「はぁ?俺からしたらお前の方が羨ましい。女って正直めんどくせぇーんだけど。」
代われるもんなら勇人と入れ替わりたいわ。
「お前なぁ〜……贅沢なこと言ってんじゃねぇーよ。全国の男に殺されるぞ。」
「んなもん、知らね。」
あんなに毎日、耳元でキャーキャー言われたら絶対そのうち鼓膜破れる。
「……まぁ、蓮は由那しか見えてないもんなぁ?」
「……は?」