【完】私、冷たい幼なじみと同居します!!
「まぁまぁ、俺も協力してやるから。しかも今日から同居するんだろ?色々チャンスじゃん。」
と、俺の肩をポンポンと叩く。
ほんとこいつ……ほんと勘良すぎだろ。
同居のどこがチャンスなんだよ……
「はぁ……」
勇人にばれるなんて面倒なことになったな……
由那とはいつから疎遠になってたんだろうか。
……いや、正しくはいつから俺は由那を避けるようになったのだろうか。
由那のことは多分、小さい頃から好きだったんだけど……その気持ちに気づいたのは中1ぐらい。
自分の気持ちに気づいてから由那と話せなくなって……
目も合わせられないぐらいだった。
そして今になっては全くと言って良いほど、喋らなくなった。