†王道迷宮†


まぁあたしには意味がない力。


あたしはくぃっと腕を回すと、男の腕を引き剥がす。

「なっ」

それに驚く男たち。
流石にこれ以上は出来ないから、次何かされたらどうすればいいのか・・・。




もう1度男があたしの腕を掴もうとした時、ふと声がした。


「おい」


聞き覚えのある、男らしい声。


後を振り向くと、そこにいたのは拓馬と春樹という男。



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