猫系男子

「先生、転校生はどうしたんですかぁ?」
一気にざわつく教室内。
確かに。
先生一人だけ教室に入って来たんだもん。
「あぁ、今から紹介するよ。」
待ってましたぁ〜☆
あ〜楽しみだな
「じゃあ夏目くん、中に入って来てくれ。」
先生が廊下を見て、転校生を手招きして言った。
しばらくすると、すらっとした背の高い人が入って来た。
「じゃあ自己紹介よろしくな」
先生が言うと転校生は少し嫌そうな顔をして口を開いた。
「夏目 天汰です。よろしく。」
なつめ てんたって言うんだ
な、なんかかっこいい〜
でも感じ悪。
「そういう事だ。皆仲良くしろよ」
はーい!で席は何処になるのかなぁ
私の隣がいいなぁ
あ、でも仲良くなれるかな..
「席は、3列目の前から2番目な」
なんでー!?
どうやら夏目君の席は
咲の隣らしい・・・
少し遠いーよ
「じゃあ朝の会終わるぞ」
先生が言うと、数人の人が夏目くんに話し掛けた。
「ねぇねぇーどこ中から来たのぉ?」
「彼女とか、いるの?」
「よろしくねぇ」
は?どっからそんな声出してんの。
てか出遅れたー!!


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