林檎と薔薇




私が小さい頃一人で遊んでいた



猫を見つけたり花を見つけたり



猫と仲良くなれて嬉しくパパに言ったことがある


『パパ!!あのね!!今日猫さんと遊んだの!!毛が黒くて目が青かったの!!』

そういった瞬間


パパは涙を流しながら


『そうか…そうか…』と私を抱きしめ頭を撫でてくれた


でも次に『薔薇様…』とパパは呟いた


その時はわからなかった



けど


中学生のとき パパの部屋に入りに色々あさったとき見つけてしまった一冊のアルバム



それはパパが小さい頃の写真だった



パパと一緒に写っていたのは黒髪の少女

私と雰囲気が少し似てた

最後の方になったら一枚の写真と手紙があった


私はそれを見た瞬間絶望を感じた


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