林檎と薔薇

「昂祐！林檎はどこや!?」



昂祐「さ、さぁ・・・」


「はぁ!?ふざけたことぬかすな！」

誰・・・

昂祐「マジでしらんて・・・」


「林檎最近会ってくれへんから会いに来たのに・・・」


昂祐「また今度にすれば・・・・な？」



「つかこの部屋誰の部屋？林檎の部屋やないよね？」



私の部屋です・・・



昂祐「いいから！出てけや！」


「まさか隠れてるんじゃないだろーな？」


林檎『っ！』


薔薇『誰・・・』


林檎『明子・・・俺苦手なんやアイツ・・・』


「今林檎の声した！ここやぁ！」


昂祐「明子やめっ・・・」



林檎「っ!!」


薔薇「きゃっ!!」



ドサァ!!


私と林檎は床に倒れ込んだ


私は林檎の上に倒れた


明子「林檎！・・・・と誰やコイツ。見ない顔や」


昂祐「とにかく明子帰れや！」


明子「アンタ誰や！林檎のなんなん!?」



えぇ～めんどくさい人に絡まれたぁ・・・



林檎「ちょっ・・・明子やめ・・・」


明子「名乗れや！」


はぁ・・・しょうがない・・・



薔薇「私の名前は如月薔薇。いきなり胸ぐらつかんできて挨拶とは随分と野蛮な挨拶ですね？」

大抵喧嘩売られたらこれで返す


明子「あ、あんたは林檎の何!?」


薔薇「さぁ？何でしょう？」


明子「っ～!!!林檎！コイツ何!」


林檎「は!?え～・・・と・・・その・・・・・・・・・・













か、彼女・・・」


明子「はぁ!?」


は？


薔薇「林檎…なにいってっんぐ・・・」

林檎「お、俺薔薇と付き合ってんだよ だから俺についてくるのやめてくれね？」

明子「人をストーカーみたいに言うのやめてくれ!!つか彼女ってなんや!!今まで彼女なんか・・・」

薔薇「林檎・・・苦しっ・・・」

林檎「おぉ、すまん」

ふぅ…

で、ずいぶんと大変なことになってる…

林檎「薔薇寝癖あるやん 直せや」

薔薇「直せって・・・朝の五時半だよ？今おきたんだよ？直せるかっつーの」

林檎「撫でても撫でても直らんよ」

薔薇「ドライヤーと寝癖直しでどうにかするよ」

明子「おい！何かってに二人で話進めてんだよ!!」

昂祐「明子諦めろ…」

明子「昂祐…!!」

昂祐「明子最近うるさいで？」


明子「っ～～～～～～～～～～～!!」


明子さんは顔を真っ赤にしながら私を睨み付け部屋から出ていった