大好きなんです












「せ、せんせ…?」














なぜ抱きしめてるの?











ねぇ、期待してもいいの…?
















顔を上げた瞬間、












コーヒーの苦い味が広がった。













ボーッとしながら離れていく先生の顔を見つめる。



















そして先生は、

















「ごめん、」














ズキッ…


















「俺のほうがお前より好きだ」




















コーヒーが一瞬にして甘美な媚薬となった。
































「先生、やっぱり好きなんです」



「俺は愛してる」

























END























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