『ぱられる☆』
プロローグ
 この世は運命とか、奇跡とか、偶然とか、必然などがより集まって成り立っていると思っている。
 または、信じている者がほとんどだろう。
 それか、当たり前すぎて無意識の働きによって、そのこと事態を考えたことが無いかもしれない。
 万物は流転する……この世の全ては、永遠に生きる火のごとく、変化しとどまることはない。

 しかし、そんなことは誰が証明したか、誰が決めたか……。
 集団で、共通の情報を共通な形で共通に認識されるものほど危険なことはない。
 常識の殻に固くひきこもり、それ以外を何かに顕現して間違った方向に理解する。
 そして、それを訂正されると大きな混乱をきたし、時間が解決してくれる。
 
 
 つまり、自分の常識は世界の常識……
いや、宇宙規模の常識ではないということ。
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