お姫様に花束を

リオンは私を見つめたまま優しく微笑むと……私の唇にそっとキスを落とす。


奇跡の花に見守られながら何度もキスを交わし、愛を確かめ合う私達……。


身分なんて関係ない。

ただ、そこに好きな人がいれば……

気持ちなんて……もう抑えられない。


一番大事なのは……相手を想う気持ち。


それを教えてくれたのは……リオン。


私に大切なことをたくさん教えてくれたのは……リオンの存在。


「……カノン」

「ん……?」

「……愛してる」


言葉だけではとても伝えられないこの想い。

……これから何年かけたって伝えていくから。


あなたへの溢れんばかりの思いを……。


これから先……何があっても。


この気持ちは……絶対変わらない。


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