あなたは、あたしの太陽です

あたしが走って走ってたどり着いた
場所は夜の店が並ぶ街だった。
酔っぱらったおじさん、ヤンキーの
人たちしかいない凄く恐い所。

ズキズキと痛む体を引きずるようにして
もっと遠くへ行こうとした時だった。

「おい!」

急に誰か知らない人に呼び止められた。
見た目はものすごくカッコいい。
短髪で剃りこみをいれた金色の頭に
キリっとした目、高い鼻、形の整った
薄い唇。
誰が見てもカッコいいって思うはず。
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