この空のした。〜君たちは確かに生きていた〜
さらに懺悔的に言えば、林 八十治さんに妹はいないようです。
戊辰の役では、どうやらお祖母さんとふたりの弟さんがおられたようですね。
(その後もうひとり生まれて、八十治さんの弟は3人になります)
このお祖母さんが戊辰の役の翌年、飯盛山で八十治さんのぼろぼろの衣服を遺品として持ち帰ったそうです。(刀の大小は盗られました)
本作品では、さらりと隊士の方々全員を仮埋葬したように書いてますが、
現実にはそんなことは許されず、
翌年まで野ざらしのまま、朽ちていたようです。
お母さんを亡くされたのも、本当は4才の頃らしいですよ。
……などなど、白虎隊に詳しい方には突っ込み満載の本作品ですが、あえて小学6年生の頃の私の妄想を重視させていただきました。
本当はセリフなども、ちゃんと会津弁にしたかったのですが、いかんせん会津人でない私は、まだ勉強不足で叶いませんでした。
今年の大河ドラマ『八重の桜』を見て勉強してから、書き直すかもしれません。
今年は会津人が注目されてますね!嬉しいことです!!
何はともあれ、無事に作品として書き上げることができたのは、本当に嬉しく思います。
『武士道』を貫く、幕末を生きた武士たちの考え方や その生きざまは、現代の若者には考えられないことかもしれません。
けれど、人を純粋に好きになることの尊さ、美しさは、いつの世でも変わることはありません。
この作品は、永瀬 雄次さんに宛てた、私の恋文なのです。
最後に、私の妄想200%自己満足の作品に最後までお付き合い下さった読者さま、本当にありがとうございました。
よければ感想やレビューなど、コメントを入れていただければ幸いです。
次は『この空』の2作目と番外編を書くつもりです。
また覗いていただけることを、お待ち申し上げております。
2013.05.11.終
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