青空バスケ―2nd―

東第一も別のブロックで順調に勝ち進んでいってる。

だから、もし東第一も青桜も決勝リーグに進んだら当たることになる。


……そんなアキ君からの応援メール。


これはきっと……勝ち抜いてこいってことだね。


「アキ君……大和ともう一回戦いたいんだね」

「……俺も負けっぱなしってわけにはいかねぇからな」


……あれから一年経ったんだね。

涙を流して和解した……あの日から。


「……栞奈、あれある?」

「あれって?」

「チョコ」


大和が笑顔で手を差し出してくる。


「え……でも……」


さっきまであんなに拒んでたのに……。


周りにいた部員達も驚いたように大和を見た。

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