青空バスケ―2nd―


うーん……。

どうしよう……。


その日の夜。


どうしてもチョコが食べたくなってしまったあたしは一人で近所のコンビニに来ていた。


ミルク、ホワイト、ブラック……。

あ、苺もある。


……その時、あるものがあたしの目の前に現れた。


「……抹茶豆腐ヨーグルト」


まさかコンビニにまで進出してたなんて……。


……これはないかな。


すぐに候補から外された。


「あれ、栞奈?」


聞いたことのある声が後ろからして、あたしはすぐに振り返った。


「アキ君!」


振り返ると、アキ君が笑顔で立っていた。

……でも、アキ君の格好はいかにも部活帰りという感じだった。


「今帰りなの?」

「ん?
……あぁ、自主練してたんだ」


こんな遅くまで自主練って……。


「大和みたいだね」


二人の行動がそっくりで、あたしは思わず笑ってしまった。

本当、どこまで仲良しなんだか。


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