青空バスケ―2nd―

大和side


……さて、と。


……ここからが正念場だ。


前半はこのまま負けるんじゃないかと思う程開いていた差が縮まった。


勝利する確率は……そうだな、五分五分ぐらい？


崖っぷちだったのに、そこまで跳ね上がった。


「大和。ここからは？」

「もちろん……ガンガン攻める」


俺の言葉に蓮が小さく笑った。


「何としてでも、勝ちにいかなきゃな」

「……あぁ」


もうここでは終わらせない。

俺達は次のステップに進むんだ。


試合が再開し……ボールが動き始めた。


青桜

三里


どちらも一歩も引かない……最後の戦いが始まった。