青空バスケ―2nd―
「ウチにはマネージャーがいないからさ。
だから、そういうの羨ましいかも」
「え、いないの?」
「あぁ。
昔からいないらしい。
何でかは知らないけど」
そうなんだ……。
「楽しい?部活」
「うん!すごく楽しい」
「そっか。よかった」
アキ君と一緒にやってた頃も楽しかったけど、
今だってそれに負けないぐらい楽しいよ。
何てったって、昔も今も大好きな仲間がいるからね。
「今年は同じブロックで戦えないけど……決勝リーグで待ってるから。
そう大和に伝えといて」
「うん、伝え……」
「ずいぶん強気な発言じゃねぇか」
あたし達はビックリして声のした方を見た。
すると、そこにいたのは……
「大和……!?」
挑戦的な笑みを見せている大和。
あらま……まさか大和までコンビニに来るなんて……。