青空バスケ―2nd―
大好き。
栞奈side

「うわっ……すごい……」


決勝戦の翌日。

あたしは自分の顔を見て驚いた。

目元が……すごいよ。


真っ赤……腫れぼったい。


昨日……泣いたからかな。


……嬉しかったんだもん。

本当に。


ずっとみんなで頑張ってきたから。

だから……


……とにかくこの顔をなんとかしなきゃ。

そう思った……その時だった。


コン、コンと部屋のドアをノックする音が聞こえた。


「栞奈、いる?」

「えっ……大和!?」


ちょっ……絶対こんな顔見せられない!

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