青空バスケ―2nd―
花井君と二人で大和と蓮ちゃんが出てくるのを待つ。
「岬先輩は高瀬先輩といつから一緒なんですか?」
「生まれた時からかな」
「え!?そんなに!?」
「うん。
家が隣で、親同士も仲良かったから」
今年で18年目。
長いようで短かった18年。
「高瀬先輩の小さい頃ってどんな感じだったんですか?」
「え?んー……。
やんちゃだったかな。
走り回るのが好きだったの」
今もスポーツ大好きだし。
変わってないな、全然。
「じゃあー……いつから高瀬先輩のこと好きだったんですか?」
「え!?
えっと……そうだな……」
いつからなんだろう……。
分かんないけど、でも……
「……ずっと好きだったんじゃないかな。
きっと」
まさかこの恋が叶うとは思ってなかったけど。
「今日は質問攻めだね、花井君」
「だって、気になることは今聞いておかないと。
……先輩達、いついなくなるか分かんないじゃないですか」
花井君……。